vol.1 『4月23日』
生きているということは誰かに関わることが欠かせなくて、自分という存在が
誰かに影響を与えながら生きている。
私は彼らを知って、深く知って、音楽を聴きながら、テレビで見ながら、雑誌を見ながら、ラジオを聴きながら、時にはお腹が痛くなるほど笑って、時には胸が苦しくなるほど泣いた。
人のことにここまで感情的になれる。
それは彼らの存在が私の人生に光を照らす太陽やったから。
おもしろい、かっこいい、かわいいなんて言葉だけじゃ収まらん魅力と、何より一つずつ夢を叶える姿は眩しくて仕方なかった。
諦めと、涙と、葛藤と、様々な思いを乗り越えて4年前の今日を迎えたことを考えると[7人]でデビューしてくれたことがどれほど嬉しいか。
辛くて、ひたすら辛くて涙を流す時でも、イヤホンから聴こえてくる彼らの声は私を励ましてくれた。
彼らのくだらない冗談も大きな笑い声も、私を励ましてくれた。
私は今日1人の人生を変えてしまった。
今日をどう過ごしたらいいのかわからず、辛い現実と向き合いたくなくて、痛む身体を動かさずにじっとしていた。
こんな私が、これからみんなと同じように笑ってていいんかな。
こんな私が、これからも楽しく幸せに行きたいなんて思ってていいんかな。
誰かを思うことがこんなに苦しいのは初めてやった。
心のパズル砕け散って
深夜の帰り疲れきって
曲がり角間違えて知らない道に出た
生きていくことの半分は
壁にぶち当たるばかりだ
残された半分は
それを乗り越えていくためだ
彼らは長い下積みを経て[7人]でデビューしたけど、デビューを叶えられなかった人たちだっている。
芸能界は素人に想像出来ないくらい厳しくて、アイドルは儚いもの。
それでもそんな多くの仲間の思いを抱いて、明るく輝いている7人を見ると、私は今できることをやるしかないと思う。
誠実に、ただただ前に。